ライター加藤の産後ガードル研究室

産後の骨盤をピラティスで正しい位置に戻そう

産後の骨盤矯正に効くピラティス

最近耳にするようになったピラティスですがどんな効果があるのでしょうか。また、産後の骨盤にも効くのか知りたいですよね。ヨガとどう違うのか、そこのところも知りたいと思います。

ピラティスの始まりは、第一次大戦までさかのぼります。ドイツ人のジョセフ・H・ピラティスが負傷した兵士のリハビリのために開発した運動なのです。解剖学をもとにインナーマッスルを鍛えて、怪我の回復や予防を目的に作られました。リハビリが目的、そこにピラティスの大きな特徴があるのですね。ヨガといえば呼吸を整えることで精神も安定させる効果がありますが、ピラティスは体幹の筋肉を鍛えるエクササイズです。どちらも体の調子を整えるのにとてもよい運動ですが、より実践的、即効性のあるものがピラティス、ということになるのでしょうか。

 

 

ピラティスのニュートラルポジションで骨盤を正しい位置に

このピラティス、骨盤を意識したトレーニングでもあるんです。ピラティスの基本にニュートラルポジションというものがあります。これは、骨盤を正しい位置に置く姿勢のことです。ピラティスの基本はいつも骨盤を正しい位置にセットしてから始まるエクササイズなのですね。このことからもピラティスが骨盤を意識したエクササイズであることがわかりますね。ピラティスの効果を確実に得られるようにニュートラルポジションを正しくできるようになりたいものです。

 

 

ピラティスの基本、ニュートラルポジションに挑戦してみよう

まず仰向けに寝てその状態で膝を立てます。両脚が坐骨の延長線上にくるように、かかととつま先も一直線に置きます。腰のところの出っ張っている骨、腰骨に手を置きます。恥骨と腰骨が床と平行になるようにします。腕は体と平行にまっすぐに置いてください。 胸を開くようにして、肩を下げます。この姿勢が「ニュートラルポジション」です。骨盤が正しい位置におさまったのを感じられるでしょうか。この骨盤を正しい位置にセットしたニュートラルポジションがピラティスの基本です。常に骨盤を意識してインナーマッスルを鍛えるピラティスは産後の骨盤の開きやゆがみに効果的に効く、最適なエクササイズといえるでしょう。