ライター加藤の産後ガードル研究室

妊娠中の骨盤ケア

妊娠期間中骨盤はゆっくりと開いていきます

骨盤は、寛骨(腸骨、恥骨、座骨)、仙骨、尾骨で構成されるリング状の骨でできています。左右対称で形は逆三角形をしています。女性にとって骨盤はとても大切な箇所です。骨盤は赤ちゃんの部屋でもあり通り道にもなる大切な骨だからです。

妊娠期間中の10ヶ月をかけて骨盤はゆっくりと開いていくのですが、一番大きく開くのは出産のときです。妊娠初期はそれほど骨盤に変化はありません。妊娠中期になると、赤ちゃんが大きくなるにつれて、骨盤のそれぞれの骨の間接が緩んで、骨盤もだんだん開いていきます。恥骨部分はしっかりと結合されていて赤ちゃんを大切に守っています。妊娠後期になると、お腹も大きくなり、それにつられ、腰椎はS字にカーブしてこの時に腰痛になってしまうママさんも多くいます。

 

 

出産時の骨盤は大きく開きます

一番大きく動くのは恥骨の部分です。大きく開いて赤ちゃんの通り道となります。それほど大きく開いた骨盤ですが、ゆっくりと時間をかけて元に戻ります。この戻り方や早い遅いなどは個人差があります。このように赤ちゃんをしっかりと守っている骨盤ですが、この骨盤を出産後正しく戻せるように妊娠期間から気をつけるポイントはあるのでしょうか。

 

妊娠中にしておきたい骨盤のケア

妊娠中は体重も重くなりついつい動くのがつらくなってしまいますが、適度な軽い運動は骨盤矯正にも効果があります。散歩など気分転換に歩くのもいいですね。歩くことで自然と骨盤周りの筋肉も鍛えられます。産後の骨盤を支えるためにも妊娠中から筋力アップを意識して日々の生活にもちょっとした運動を取り入れたいですね。また、脚を開くストレッチなども骨盤を正しい位置にセットする効果があります。脚を広げて腰を下ろすスクワットも骨盤を正しい位置にする効果があります。ゆっくりと行ってください。ただし妊娠期間中は無理は禁物です。自分の体と相談しながら、出産時の骨盤、そして産後の骨盤のために少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。